ペン型が出るまでシリンジ型という一見注射器に見えるタイプしかなかったデュピクセント。
当初からの患者さんに今も根強い人気があるようです。
私はむきだしの針がこわいのでペン型を愛用しています。
【シリンジ型】どんな注射?【デュピクセント】
注射器にはすでに薬液がはいっていて一回使い切りの注射器です。
打ち終わると針が本体に収納されるバネ付きで廃棄処分の時の危険もナシ!
中身はペン型もシリンジ型もかわりありませんが
薬価が数十円安い!
しかし、順次ペン型に切り替えたいのかクリニックによってはシリンジ型を処方してもらえないところもあるようです。
【シリンジ型】打ち方【デュピクセント】
薬液の見える小窓で色や量をチェック。
しっかり室温にもどします。
ここまではペン型も一緒ですね。
先端のキャップをねじらずゆっくり引き抜きます。
結構かたい。
針が細いので気をつけましょう。
そっとキャップを取る時に
薬液を注入する時押す部分(ブランジャー)を
絶対にひっぱってはいけません。
引っ張ると抜けて中身が溢れてしまいます。
必ず本体を持ってキャップを真っ直ぐ引き抜きましょう。
【シリンジ型】ペン型とは打ち方が全然違う【デュピクセント】
シリンジ型は、利き手で本体をつかんだままもう片方の手で刺す場所を軽くつまみます。
消毒した場所に針を
45度の角度でスッと刺します。
万が一しびれがあったら1センチくらい針をひきます。
さしたらつまんでいる手を緩め、
利き手でブランジャーを押し薬液を注入します。
この時に痛みがあっても、ブランジャーをひきもどしたり、刺し直したりしません!
諦めて全量押し込んでください。
ゆっくりゆっくりゆっくりゆっくり押しこみましょう。
痛くても良いならキュッと押し込んでも大丈夫です。
ここはお好み!
自分は30秒くらいかけて注射していました。
この調整が効くのがシリンジの人気の理由!
ペン型は無慈悲な速度で注入してきます。
そこが痛い!
【シリンジ型】針がむき出しで怖い【デュピクセント】
結構な長さの針を前にためらってしまいます。
ペン型のようにギュッと握って
えい!!
と突き立てられないのも怖い。
コツは、ダーツのように人差し指と親指でシリンジ本体をつまんで体に
プスッ
と刺す事です。
人間の皮膚って表面がちょっとかたいんだなぁ、なんて
いらない感覚も伝わりますね。
しっかり押し込んだらカチッという音がしますのでそこまで、一滴残らず注入します。
【シリンジ型】抜いてから手をはなす【デュピクセント】
ブランジャーから手を離すと針が本体に収納されます。
ですが、体から抜いてからブランジャーの手を離しましょう。
逆でも針は引っ込むので大丈夫ですが
公式手順は抜いてから手を離す、です。
【シリンジ型】補助器を使うときは【デュピクセント】
補助器のデメリットはセットする時にちょっとツメが硬くてやりにくいところです。
そのまま打つと最後のカチッがならない事があるので注意です。
メリットはちょっと怖くない所。
【シリンジ型】怖いですよね【デュピクセント】
よく
「アトピーの辛さに比べたら注射なんて余裕」
とききます。
でも、針って怖いですよね!
自分は献血が趣味で痛みに強く楽勝だろうと思っていたのですがいざ自己注射初回は秋なのに汗ダラダラかきながら
キャップを抜いた注射器を持ってへそ丸出しで
30分硬直していました
痛くないってわかっててもこんなに怖いんです。
【シリンジ型】素早く打つためにやったこと【デュピクセント】
- 動画を流す
この動画が終わるまでに打つ!という
カウントダウンで勢いをつける
(次の動画がはじまっちゃった)
- 出かける予定の直前に打つ
否応なく打つしかなくなる
(打たないで出かけちゃった)
- 家族に見守ってもらう
躊躇ってたら恥ずかしいから
カッコつけてスッと打てる
(家族に拒否された!ひどい)
- ちょっと良いスイーツを目の前に置く
打ったらこれ食べる!という
にんじん作戦。
まさかのこれが一番効きました。
今でもご褒美作戦で
デュピってます。ペン型ですが。
【シリンジ型】お好みはどっち?【デュピクセント】
デュピクセント、怖くて迷ってる方の参考になるでしょうか。
個人的にはペン型がおすすめですが痛いのは注入時です。
針の恐怖より痛みが怖いなら
シリンジ型
自己注射そのものが怖いなら
ペン型
という選び方がいいと思います。
本当に効く薬です。
アトピー患者さんの参考になれば嬉しいです。
ペン型の打ち方はこちら↓