手術は本人寝てる間に先生方皆さんががんばってくれて
私の内臓は無事取り出され、傷も良い感じに縫われ、
いつの間にか手術着を着せられ尿道カテーテルとオムツという
いかにもなスタイルに。さて術後はどうでしょう?
最初に書いてしまいますが、術後全然痛くなかったです。
立ち合いの家族と対面
手術室で麻酔から覚めるのを待ち、移動できる病室のベッド
に移動させてもらい(知らない)手術室を出て立ち合いの家族のもとへ。
本人は麻酔から覚めたばかりです。自分も逆の立場で立ち会ったことが
あり、様子は想像できました。みんな寝ぼけたような感じだけど
会話できるんですよね〜でもみんな覚えてないの!不思議です!
私はベッドで移動しながら旦那を発見して
わあ〜って両手をブンブン振りました。起きた瞬間から
ハイテンションです。本人的には「ほら見て元気だよ」という
アピールをしたかったんだとうっすら記憶。メガネしてないから
よく見えませんが旦那もニコニコよかった〜みたいな
感じだったような?これまた数分でベッドごと撤収されました。
旦那はその後執刀医から解説
立ち会った経験から取り出した臓器を見せられることを
知っていたので「携帯で写真を撮ってくれ!」と依頼済み。
え?ここに貼りましょうか?(グロいので不可)
手術はうまくいったこと、予定通りだったことを聞いたそうです。
あえて先生は臓器見せてこなかったらしく旦那は気を利かせ(優秀!)
旦那「取った子宮見ることはできますか?写真を頼まれてて」
すると先生は嬉しそうに(なぜ?)臓器がのった盆をとってきて
解説してくれたそうです。前面からY字に切り開かれていました。
先生「ココが腺筋症のコブです。こんなに大きかったなら
生理は本当に辛かったと思いますよ。」
とおっしゃったそうです。
あとで旦那から聞いたわけですが
ここで涙出た!なぜか。
これは痛いでしょうと言ってもらえて
長年の辛さが昇華された気がしました。
子宮も召されたあとだけどさ。
一通り説明を受け安心して旦那は帰宅したようです。
病室へ帰ってきた
振り返ると私の記憶は飛び飛びで、
旦那と対面したのは覚えているけど、
ベッドで移動した様子も、
部屋に戻った時も
全く覚えてないんです。
手術室に行く前、窓際に置いておいた携帯を
気がついたら手に持っていたので
看護師さんに頼んだんでしょうね。
私は人に物を頼むのを躊躇するのに
そこに携帯あるから取ってと頼んだのも不思議、
その記憶もないのが不思議。
自分の次の記憶は部屋に着いてから
これがナースコールだから、手で握っていてね、
痛かったら呼んでね、気軽に押してね!と
念を押された事と、
指にオキシメーターを挟まれて
これ取らないでねと言われた事くらいです。
全身麻酔から覚める時ってどんな感じ
麻酔医から聞いていた副作用や合併症、
気になります。覚めた時ひどい頭痛がする人とか
吐き気がおさまらない人の話をよく聞きました。
私はとりあえず頭痛も吐き気もなく、
そもそも傷も痛まず。
たまに麻酔さめる時、その人と思えないほど
暴れることもあると聞いていたのでそれも心配してました。
他にも泣いたり怒ったり暴言はくというケースもあるとか。
幸いそういうことはありませんでした。
もしそうなった場合も病院はしっかり
対応してくれるんだそうな。
傷が痛んだり手術後ってツラい?
痛み止めがよく効いているのでしょうか。
やたら看護師さんが痛み止めつかいますか?
痛くないですか?と聞いてくれますが
全然へいき。
それより、上半身につけられた
心電図用の電極と、指のオキシメーター、
何分おきに測るの!?ってくらい腕を
しめつけてくる血圧計が窮屈なくらいで
とにかくうつらうつらしてるような術後。
血栓予防のために足にはシュコーシュコーっと
圧をかけてくるマッサージ器のようなものが
ついています。別に邪魔になるわけでもない様子。
記憶が飛び飛び
手術室に向かったのが午後2時で、
もろもろ2時間半の手術と言われていたのに
自分の携帯のLINEのトーク履歴を見ると
5時前にもうLINEしてるんですよ。
旦那にさっきはありがとね〜もう病室だよ〜
とか
息子に無事終わったよ〜大丈夫だからね〜
とか!
でもこれ、覚えてなくて、次の日になって
トーク履歴を見て「え!」て。
内容を読めば、
あぁ〜言ったなぁこんなこと
って内容なんですが読むまで思い出せませんでした。
かといって自分らしくない事を書いてることもなく。
不思議!なんだこれ面白い!
でもよく考えるとこれ、
泥酔した時と同じじゃないですか
ベロベロでも絶対しないことってしないですよね。
例えば人を殴ったり服を脱ぎ出したりとか
呂律がまわらなくても
話す内容は多少アホになってるとはいえ普通じゃないですか。
でも翌日
「昨日酔ってこうだったよ〜」
と聞くまで忘れてるってことあるじゃないですか!
記憶が飛ぶほど飲んだ時みたいー!
麻酔って泥酔ににてる!!!
だから麻酔さめた時からご機嫌だったんでしょうか・・。
私は楽しくお酒を飲むタイプです。
術後すぐに動け!
手術が決まってからの説明の時、何度も何度も隙あらば
言われ続けた「すぐ動いてください」
がついに本番を。
言われてた時は
「痛いのに辛いのに動けって・・看護師さん鬼・・」と
思ってたけど実際はそんなことはなく。
そもそも切ったのは腹筋だけなので足とか腕とか
全然動かせるんですよ。なので
手をグッパーグッパーしたり
足首をグイグイ伸ばしたり曲げたり
なんてことない。
横を向いたりしましょうと言われた時は
腕を使ってよっこいしょと向きましたが
傷が痛いとかよりも電極が取れるんじゃないかと
そっちがきになるくらいで
そんなに脅さなくていいのにと思いました。
その日の夜
消灯が21時なので早々に寝ます。
トイレは管がはいってるのでいきません。
いつまでぼんやりしてるのかわかりませんが
この時はのどかわいた〜とか何も思いませんでした。
消灯後も見回りがすごく多かったようです。
なんせ血圧計が締め上げてきますから
ウトウトですが起きちゃいます。
寝かさない気かなー?と思いましたが
1時間おき?2時間?平常時は3時間おきの
見回りなので頻繁にチェックしてもらってました。
というわけで辛くもなく朝を迎えたわけです。
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