小学1年男子が4人で協力プレイ ピーチ姫を助けて成長した話

雑記

小学1年男子が4人で協力プレイ ピーチ姫を助けて成長した話

現在大学生の息子がまだ小学1年生の頃。

親がゲーム好きなせいでリビングにゲーム機がそろい母親である私がいつも家に居る我が家にはランドセルを置いたいろんな友達が毎日集まりまるでゲーセンのように賑わう。
DSとWiiのコントローラーの数まで友達を呼ぶので最大8人がやってくる。とても暑苦しい。

その中に村田君はいた。

みなさんは小学1年生男児のアホさを知ってるだろうか。

皆が「オレがオレが」と自己主張しケンカになるかと思えば5分後にまた笑って遊んでたり。
数人が夢中になって遊んでるせいで他の子がつまんない時間ができちゃって揉めたり。
幼稚園児の延長のような男児たちがあつまるところにはまだ親の目が必要なことが多いのだ。
私は当時専業主婦で時間があったから子供が遊ぶ様子をリビングやキッチンから眺める。
揉めた時はすぐ間に入っていたが村田君がいると自分の出番が少ないことに気がついた。

村田君は息子らより少し大人のように思える。

こんなこともあった。
ゲームが得意だからと調子に乗った息子に我慢し切れなくなった友達2人が

「いつもお前ばっかり!」

とキレて息子を突き飛ばした。
突き飛ばされた息子はびっくりして泣いてしまう。
きっかけは息子なのでちょっと廊下に連れ出してどうしてなのかどうしたいか自分で考えさせることにした。
その間リビングでは村田君と突き飛ばした2人。
泣いてる息子には聞こえないようだが私はリビングの声も聞こえる。
突き飛ばした2人が「どうする?」「謝ろうか」「泣いちゃったし・・」と
そもそもの息子のワガママを容認する方向に傾きかけた時、村田君は

「まだ謝っちゃダメ。このままじゃ同じことの繰り返しになる」

とキッパリ言ったのだ。
同じ7歳か?!この時の衝撃は10年以上経っても忘れられない。
自分は厳しいことを言いつつそれでも村田君はそっと泣いた息子の様子をうかがってたのも私は知っている。
ちなみにその後だが、息子は落ち着いて「自分がワガママだった。謝ってくる」と言いすぐまた笑い合っていた。

その大人な村田君は抜群にゲームが上手い。

息子と私では倒せなかったマリオギャラクシーのボスを村田君は倒してくれた。
それ以来村田君の事を傭兵と呼んでいる。
そして1年生の秋、New スーパーマリオブラザーズ Wiiが発売されたのだ。
村田君とA君、B君、息子でマリオをやる。
しかしA君、B君はゲームが得意ではない。

New スーパーマリオブラザーズ Wiiは4人同時プレイができる。

横スクロールのアクションなので上手い人が突っ走ると残りのメンツは置いてけぼりになって面白くない。
アイテムの取り合いにもなるしやろうと思えば妨害だってできる。

村田君「A君、B君が嫌だと思ったらそこまでにしよう。すぐ言ってね」

ゲーム初心者のA君、B君をマリオとルイージに、
上手い村田君は脇役の黄色キノピオ、息子は青キノピオ。

キノピオがマリオとルイージをアシストするスーパーキノピオワールドが始まったのだ。

ミスすれば即死の罠にどんどんハマるマリオとルイージ。
しかし彼らはそれすらが爆笑のネタで

「また落ちた〜誰か助けて〜」と楽しげ。

マリオA君の性格はもの凄く穏やかでおっとりタイプ。
ルイージB君の性格は友達思いの優しい子。
2人ともみんなでやるゲームが本当に楽しそうだ。
それから毎日我が家にはその3人が来て少しずつだが着々とクッパを追い詰めていった。
学校が終わってすぐうちに来て毎日遊んで気がつけば2ヶ月経過。
最後のワールドまで進んだ。

彼らの進め方はこうだ。
危ない敵をまず黄色キノピオ村田と青キノピオ息子が倒しアイテムはマリオとルイージに回す。
死んだらシャボン玉に入って戻ってくるが仲間に割ってもらわないとフィールドには復活しない。
シャボン玉は割れないうちは安全なのだ。
マリオとルイージは難所を通り過ぎてからキノピオに割ってもらい復活する。
もはや接待プレイ。それでもみんなでクリアしたくて誰もやめない。

しかしマリオブラザーズは優しくない。

途中、足場がどんどん崩れるステージでついに村田君の足が止まった。
そこはテンポ良く突っ切らないと進めなくなる仕掛けのせいでマリオルイージをかばっていると全滅してしまうからだ。
ルイージの残機が0になり村田君が「むずかしいー!」と悔しがる。
でも決して他の子を邪魔と言わない。
帰る時間も迫っておりその日は悔しがりながらもお開き。

その夜、私はそのステージだけクリアしておいた。
20回ほどマリオが溶岩に飛び込んだが。
そしてマリオルイージ黄色青キノピオの残機を最大の99まで増やしておく。

翌日村田君たち大喜び。
いよいよクッパ戦へ。ピーチ姫を助けに向かう。
最終ステージは過酷だった。村田君も必死。そしてA君B君が叫ぶ

「村田君につなげ!!」

惜しくも死んだ村田黄色キノピオのシャボン玉をマリオとルイージが捨て身で割る。
割ったマリオがその後落ちる場所に足場がなくても、割ったルイージが直後敵に焼かれるとわかっててもA君B君は捨身ジャンプで村田黄色キノピオに命を繋ぐ。

ワールド1ではアイテムを譲ってもらい守ってもらっていた彼らが。
今は村田君へ必死に命のバトンを渡している。

倒れたふりしたクッパが復活、ボス戦あるある、いよいよ最後。
壁には阻まれクッパは迫ってくるがクッパを誘導して壁を壊させれば進めるようになる。
最適な場所に居ないとつんでしまう。
察したマリオとルイージは邪魔にならないようシャボン玉に入る。
村田君と息子でギリギリ進んでいく。

リビングに響くふたりの応援の声、
上手いとはいえ村田君も息子も残機を減らす。

次は行ける今度こそ大丈夫

手に汗握る戦いの末、
小学1年生たちはついにピーチ姫を救い出したのだ。

彼らの喜びようといったら、
ワールドカップの日本代表がゴールを決めたときや
オリンピックの体操で美しい着地を決めたときに匹敵するくらい
心からの喜びとお互いの賞賛だったと思う。

村田君ありがとう!!!
息子君すごい!!
A君があそこで割ってくれたからだよ!!
あのときのB君ファインプレー!!

遊べるエンディングロールでキャッキャ楽しみながら喜ぶ彼らは無邪気な小学1年生。
こないだまでオレがオレがと自分の主張ばっかりだった彼ら
はしゃぎ過ぎてハメを外し、やり過ぎて揉めることも多い彼ら
1つの目標のために作戦を立て協力しあい達成した彼ら。

New スーパーマリオブラザーズ Wiiで彼らはこの時、間違いなく成長した。

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