先日、入っている生命保険会社から
入院給付金が40万円弱も振り込まれました♪
実際に入院することで負担したのが
11万円くらいなので29万円得した感じです♪
あれ?
29万円得したんだったら
税金がかかるんじゃないの??
と思ったアナタは
マネーリテラシー高いです。
そうです、儲けのあるところに所得税あり。
入院給付金に税金はかかるのか解説しましょう。
入院給付金には税金はかからない(非課税)
実はどんなに多額の入院給付金をもらおうと
所得税は非課税です。
へ〜!自分で保険料を払っているし
そのうちの一部が返ってきたと思えば
税金かからないのも当たり前かな?
いえ、全然違います。
保険金(入院給付金以外)を受け取った時に税金がかかるケース
保険金を受け取る場合、保険料の負担者や支払原因などによって課税関係が異なります。
国税庁HPより
保険金を受け取る時には相続税、所得税、贈与税など
さまざまな税金がかかります。
今回のケースは医療保険の入院給付金です。
はじめにお話ししたように
儲けがあるところに所得税はかかります。
本来なら所得税がかかりそうですが
そもそも入院した時の負担を減らすための保険金の支給は
儲けにはあたらないので非課税です。
儲かった気はするけど
儲けにならないの?
入院補償や所得保障のように
困った時に備えるための保険は
それが支払われた時には税金をかけませんと決まっています。
これは生命保険だけでなく
障害年金や失業保険金も同じ考え方です。
入っててよかった!これで助かる!
というお金が振り込まれたあとで
税務署「はい、課税」
となったらさすがに気の毒です。
入院給付金と違い所得税がかかる受け取り方
逆に、所得税がかかるケースを紹介しましょう。
生命保険のプランによっては
10年に1度おたのしみとして30万おりますよ!
とか
入院に備えたのに一度も入院しなかった人には
無事故ボーナスで20万円おりますよ!
とか
満期になったら300万円おりますよ!
などなどあります。
これらは全て所得税の中の一時所得として
税金がかかります。
一時所得?なにそれ?
一時所得とは、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得をいいます。
国税庁HPより
一時的な、それこそ万馬券当てた時などにかかる税金の種類です。
そもそも所得税には10種類ありまして・・
あ、それはまた今度でいいや。
じゃあ今回もらったお金について何も気にしなくて良いんだね?
入院給付金を受け取った時の税金(所得税)の医療費控除
税金はかかりませんが気をつける点は
医療費控除です。
入院したら医療費が高額!
普段確定申告をしていないサラリーマンも
医療費控除について調べることでしょう。
上記の場合は医療費控除はできません。
え!!!医療費控除できないの!?
入院給付金を受け取った年の医療費控除の注意点
今回のケースですと入院は11万円の自己負担です。
ややこしくなるので差額ベッド代など
計算外のものをはぶきますが
入院給付金がでたら入院にかかった費用を上限に全額医療費から引かなくてはなりません。
ですから、他に通院や薬代などで他に年間10万円(所得200万以下ならその5%)以上
かかっていないのなら医療費控除はできないんです。
入院にかかった費用を上限にひくというところ注意です。
他の通院や薬代には影響しませんよ!
じゃあ入院も給付金もなかったと思って
計算すればいいの?
そうです。
書いたところで全額ひきますから結局0円になります。
実際に負担した額より給付金が少ない場合は
差額を入れて合計しましょう。
まとめ
入院給付金は非課税だけど
医療費控除をするときマイナスしないといけません。
わかりにくい税金の話、とくに
保険金は受け取るシチュエーションで
課税される税目すらかわる難解な話です。
入院給付金をもらった時に心配しないように
覚えておいていただけるとうれしいです。