「入院するなら限度額認定証をとっておいたほうがいい」
病院に勧められてとることが多い限度額認定証ですが
知らなかった!
前に入院した時使わなかった!
どうしよう!?損した??
と心配なさる方がいらっしゃいます。
限度額認定証を使わなかったから
通常料金で50万円も支払った!
ご安心ください、損はしていません。
詳しくわかりやすくご案内しましょう!
限度額認定証とは
↓以前の限度額認定証の解説
限度額認定証ってどういう仕組み?
限度額認定証は病院や薬局で払う
金額の上限が書いてある証書です。
病院はそれを見てピッとレジを操作して
それ以上のお金を請求しないようにしています。
保険組合にあなたの区分を問い合わせたり
他の病院で使ってないかを確認もしません。
限度額認定証に書いてある
アイウエオ(70歳未満)を
見るだけなんです。
保険証も限度額証も目で見るだけなのね〜
他の病院ですでに高額な支払いをしていたり
あまりないケースですが
発行されてから区分が変わった場合に
対応できません。
同じ月の中で2か所入院したら倍払うことになるの?
一時的には倍払うことになりますね!
限度額認定書が便利な場合
限度額認定証を発行するべきタイミングは
1か所で高額になりそうな時
なんです。
例えば入院、例えば高額な薬をもらう時
こういう時を想定しています。
ですからひと月のうちに2か所で入院してどちらも高額になった場合は
2か所で限度額まで支払いあとで保険組合から還付されます。
限度額認定書を使ったのに還付?
高い医療費を払った2〜3ヶ月後に入っている保険組合から社保なら勤務先を通して国保なら自宅に申請書が届きます。
これが高額療養費の還付です。
高額療養費とは医療費が高くなってしまった時
保険組合が「それは大変でしょう」
と一定の金額を返してくれる制度です。
これは申請書が届いたら書いて出すだけなので
自分で請求する必要はありません。
逆に、早く申請したいからとお願いしても2〜3ヶ月後にならないと申請することができないのでじっと待ちましょう。
結局限度額認定証と高額療養費って何が違うの?
何が違うの??
似たようなものじゃん
ていうか同じ!
高額療養費制度の中に限度額認定証という
便利なものがあるから使ってね
という制度です。
ですから限度額認定証を使っても使わなくても
負担額はかわらないというわけです。
一時的に払って後から還付するのか
最初から限度額までの支払いですませるのか
この違いです。
最終的な支払額は変わりません。
限度額認定書を使っても結果は同じ
限度額認定証は高額療養費制度のなかの
1つの便利グッズにすぎません。
集計は保険組合でやりますから
使っても使わなくても損も得もない
というワケです。
最初からできるだけ支払額を下げたいなら限度額認定証をつかいましょう。
限度額認定書を出さずにポイントを貯める
限度額認定書をあえて提示せずクレジットカードのポイントを貯めるのもアリ!
ちなみに限度額認定証を発行する費用は0円ですし持ってるからといって必ず提示しなければいけないこともないのでご安心ください。